私は農業参画者の一員として食に関する情報を生産者と消費者、そして元経営者視点から紹介してます。
今村芳翠園本舗(いまむらほうすいえんほんぽ)とお茶の玉宗園(ぎょくそうえん)の自己破産の情報をお届けしたところ、あまりの大きな反響に私も驚きました。
これまで「先駆的な野菜工場会社」や「有名酪農家の倒産」についても情報提供していたのですが、その比ではなかったです。
関西圏、特に京都にお住まいの方たちにとってお茶は生活の一部となっているのが良く分かりました。
それを通じて日本の伝統的な食材であり文化でもある「お茶」について自分の勉強不足も感じました。
この機会に自己研鑽として宇治茶の歴史と文化の魅力を整理したのがこの記事です。
一生産者であり一消費者でもある私の勉強にどうぞお付き合い下さい。
最後までご覧くださいね
宇治茶とは?
宇治茶は、日本を代表する高品質な緑茶の一つで、主に京都府南部の山城地域で生産されています。
宇治茶は、京都・滋賀・奈良・三重の4府県産茶葉を京都府内で宇治地域に由来する製法により仕上げた緑茶です。
宇治で茶の生産が始まり、現在に至るまで続いている理由
茶栽培に適した地形と気候
宇治の地形と気候は以下のように茶の栽培に非常に適しており、これが宇治でのお茶の栽培が急速に拡大し、高品質な茶葉の生産を可能にする大きな要因となりました。
- 扇状地: 宇治は山城の水流によって形成された扇状地であり、水はけが良く、風通しも良い地形です。これにより、茶の木が健やかに育ちやすい環境が整っています。
- 肥沃な土壌: 宇治の土壌は肥沃であり、茶の栽培に必要な栄養分が豊富に含まれています。このため、茶葉が高品質で香り豊かに育ちます。
- 気候条件: 宇治は年間降雨量が1300ミリ以上で、年間を通じて一定量の降雨があります。この安定した降雨量が茶の木の成長を支えています。
- 朝霧: 宇治川や田原川から立ち上る朝霧が茶畑を覆い、茶葉の香りを引き立てる効果があります。
気候温暖化が宇治茶の栽培に与える影響
一般の果樹・野菜と同様に宇治茶栽培にも異常気象の影響は出ています
- 高温と少雨: 夏の高温と少雨が続くと、茶樹の生育が抑制され、葉や枝が枯れることがあります。特に、35℃以上の猛暑日が連日続くと、茶樹の水分不足が深刻化し、新芽の成長が遅れることがあります。なお2024年の猛暑は記憶に新しいと思いますが京都市では猛暑日が例年の倍の40日観測されており、宇治茶栽培地域でも同様に厳しい暑さに見舞われていると思われ、来年の収穫が心配されます。
- 異常気象: 台風や暴風雨による被害も増加しています。強風や豪雨によって茶樹が損傷し、特に幼木が影響を受けやすいです。
- 霜害: 春先の霜害も深刻な問題です。晩霜によって新芽が枯死することがあり、経済的な被害が大きいです。
- 暖冬: 冬の気温が高いと、茶樹の越冬が難しくなり、新芽の耐凍性が低下することがあります。
これらの影響に対処するため、宇治茶の生産者は気象データを活用し、適切な栽培技術を導入するなどの対策を講じていますが、今後の情報に注意が必要ですね。
気候変動に関心があるのは、私がかつて自営農家だったからです。
もし宜しかったら、自己紹介代わりにまとめたこちらもご覧ください。
歴史的背景
- 鎌倉時代: 13世紀初めの鎌倉時代に、宇治で茶の栽培が始まりました。
- 室町時代: 15世紀には、宇治は京都の栂尾と並び、日本で最も重要な茶の産地として認識されるようになりました。
- 「栂尾」は「とがのお」と読むのだそうですが、私、恥ずかしながら初耳学でした!
- 徳川将軍家の庇護: 17世紀以降、徳川将軍家の庇護を受け、宇治茶は高級茶としての地位を確立しました。また宇治田原で「煎茶」の製法が確立され、全国に広まりました。
文化的要因
- 茶の湯の発展: 千利休によって大成された「茶の湯」が宇治茶の品質向上を求め、宇治茶の評価を高めました。
- 茶文化の中心地: 京都が茶文化の中心地であり、宇治茶はその一翼を担ってきました。
経済的要因
- 輸出産業: 幕末から明治時代にかけて、宇治茶は主にアメリカ向けの輸出品として外貨獲得に貢献しました。
- ブランド力: 宇治茶は高品質な茶として国内外で評価され、そのブランド力が現在まで続いています。
- リブランド戦略:主力販売であった百貨店が不況に苦しむ中で、改めての市場開拓に各茶舗が挑んでます。
これらの要因が組み合わさり、宇治での茶の生産が始まり、現在に至るまで続いているのです。
宇治茶の種類
- 玉露: 「覆下栽培」による高級茶で、濃厚な旨味と甘味が特徴です。
- 「覆下栽培」は「おおいしたさいばい」と読みます。これは、茶葉を直射日光から守るために、茶畑に覆いをかけて栽培する方法です。この方法により、茶葉の旨味や甘味が増し、高品質な茶が生産されます。
- また覆いには葦簀(よしず)+藁(わら)の伝統的な素材や、近年では化繊の黒い寒冷紗(かんれいしゃ)が一般的に使われます
- 抹茶: 「碾茶」を石臼で挽いて粉末にしたもので、茶道で使用されます。
- 「碾茶」は「てんちゃ」と読みます。これは、抹茶の原料となる茶葉のことを指します。碾茶は、覆下栽培で育てられた茶葉を蒸して乾燥させたもので、石臼で挽いて抹茶に加工されます。
- 煎茶: 蒸した茶葉を揉んで乾燥させたもので、爽やかな香りと味わいが特徴です。
- 番茶: 煎茶の製造過程で出る茎や葉を使用したお茶です。
- ほうじ茶: 煎茶や番茶を焙じて作られたお茶で、香ばしい香りとさっぱりした味わいが特徴です。
宇治茶の特徴 3大銘茶との比較
宇治茶:
- 特徴: 宇治茶は、京都府南部の宇治田原町を中心に生産されるお茶で、玉露や抹茶の生産量が全国1位です。最初に渋みを感じ、後から甘さとコクがやってくる奥深い味わいが特徴です。
- 稀少性: 宇治茶の生産量は国内産茶葉の中で約3%と少ないですが、その高い品質が国内外で評価されています。
静岡茶:
- 特徴: 静岡茶は、澄んだ美しい色とさわやかな香りが特徴です。地域ごとに異なるブランドがあり、川根茶、掛川茶、本山茶などが有名です。深蒸し茶が主流で、渋味が少なく、バランスの良い味わいが楽しめます。
狭山茶:
- 特徴: 狭山茶は、埼玉県狭山市周辺で生産されるお茶で、濃厚なうま味が特徴です。狭山火入れという特有の仕上げ工程により、味や香りに深みが増します。茶葉が厚く、強い火入れによってさらに味わいが深まります。
これらの銘茶は、それぞれの地域の気候や製法によって独自の風味を持ち、多くの人々に愛されています。
宇治茶の淹れ方
玉露: 低温(50℃前後)でじっくりと抽出します。
その理由は、玉露の旨味成分であるアミノ酸(特にテアニン)が低温でも抽出されやすいからです。一方で、苦味や渋味をもたらすカテキンやカフェインは高温でないと抽出されにくい性質があります。そのため、低温でじっくりと抽出することで、玉露の甘味や旨味を最大限に引き出し、まろやかな味わいを楽しむことができます。
具体的には、50〜60℃の温度で2〜2分半ほど抽出するのが一般的です。
これにより、玉露特有の濃厚で甘味のある風味を楽しむことができます。
煎茶: 70℃~80℃のお湯で淹れます。
渋みと甘みのバランス: 煎茶の渋み成分であるカテキンは80℃以上の高温で抽出されやすく、旨味成分であるアミノ酸は50℃以上の低温で抽出されやすいです。
70℃~80℃のお湯を使うことで、これらの成分がバランスよく抽出され、渋みと甘みのバランスが取れた美味しい煎茶が楽しめます。
香りの引き出し: 煎茶の香り成分も70℃~80℃のお湯で最適に引き出されます。高温すぎると香りが飛んでしまうため、この温度帯が適しています。
茶葉の品質に応じた温度調整: 高品質な煎茶は70℃程度の低めの温度で淹れることで、より甘みが引き出されます。一方、一般的な煎茶は80℃のお湯で淹れることで、渋みや香りがしっかりと引き出されます。
これらの理由から、煎茶は70℃~80℃のお湯で淹れるのが最適とされています。
宇治茶を楽しむときにお薦めのお菓子
これらのお菓子は、宇治茶の風味を引き立てるのにぴったりです。
ぜひお取り寄せして、宇治茶と一緒に楽しんでみてください。
1. 伊藤久右衛門「宇治抹茶わらび餅」
特徴: 抹茶の風味が豊かなわらび餅で、もちもちとした食感が楽しめます。
2. 伊藤久右衛門「宇治抹茶ティラミス」
特徴: 抹茶、ほうじ茶、玄米茶の3種類の味が楽しめるティラミスセットです。
3. 祇園辻利「抹茶カップアイスボックス」
特徴: 抹茶の濃厚な味わいが楽しめるアイスクリームセットです。
贈り物にも最適です。
4. 祇園辻利「つじりの月」
特徴: 抹茶ゴーフレットで、サクサクとした食感と抹茶の風味が楽しめます。
5. 京はやしや「はんなりチーズケーキ」
特徴: 「しっとり」「ふわふわ」に「心地よいチーズのくちどけ」が加わった新食感のチーズケーキです。
余韻を残す抹茶の香りは宇治茶との相性が抜群です。
6. 京都宇治・森半「宇治抹茶カステラ」
特徴: 抹茶の風味が豊かなカステラで、しっとりとした食感が特徴です。
上品な甘さが宇治茶とよく合います。
宇治茶の売上金額の推移(1990年~現在)
1990年代
- 安定した成長: 1990年代は、宇治茶の売上金額が安定して成長していた時期です。国内外での需要が高まり、特に高品質な宇治茶が評価されていました。
2000年代
- 市場の多様化: 2000年代には、国内市場での消費者の嗜好が多様化し、宇治茶の販売戦略も変化しました。特に健康志向の高まりにより、緑茶の需要が増加しました。
- 輸出の増加: この時期には、宇治茶の輸出も増加し、特にアメリカやヨーロッパ市場での需要が拡大しました。
2010年代
- 生産量の減少: 近年、宇治茶の生産量は減少傾向にあり、特に高級茶の生産が減少しています。
- 持続可能な生産: 持続可能な生産方法や新しい市場開拓が求められています。
2011年~2017年の売上金額の推移
- 2011年: 約40億円
- 2012年: 約41億円
- 2013年: 約42億円
- 2014年: 約43億円
- 2015年: 約44億円
- 2016年: 約45億円
- 2017年: 46億500万円(過去10年間で最高)
生産量と販売額の推移
- 2017年: 宇治茶の販売金額は46億500万円を記録しました。
- 2020年: 新型コロナウイルスの影響で、取引量は1029トン、取引金額は21億6492万2000円と、平成以降で最低の水準となりました。
お茶専門店の倒産増加とその背景
お茶専門店の倒産が増加したのは今に始まったことではありません。
帝国データバンクの調べによると、2019年には日本茶を扱う専門店の倒産が12件あり、2016年以降4年連続で増加しています。
抹茶ブームにもかかわらず、個人消費の「茶葉離れ」や販売チャネルの変化が進行し、専門店の強みが生かせない経営環境にあります。
リーフ茶の消費量減少とPET緑茶の台頭
リーフ茶の消費量は減少傾向にあり、2018年の一世帯当たりの緑茶消費量は1993年の約6割に留まっています。
一方、ペットボトル入り(PET)緑茶の需要は急速に拡大し、2018年には緑茶飲料の生産量が過去最高を更新しました。
リーフ茶の弱みと消費者の変化
リーフ茶はPET緑茶に比べて消費者に接する機会が少なく、急須でお茶を入れて飲む人の割合は全体で約3割にとどまっています。
特に若年層や一般家庭での「急須離れ」が顕著です。
お茶の流通経路の変化と専門店の課題
お茶の流通経路も変化し、1979年には消費者の緑茶購入先の6割以上が専門店でしたが、2009年以降は3割を下回っています。
量販店や通販の台頭により、専門店のシェアは縮小しています。
実際に今の若い方たちはリーフティーを専門店で買った経験がある方が少数派となっているのではないでしょうか?
専門店復活のカギ
スターバックスの商品「抹茶クリームフラペチーノ」をご存知ですか?
引用元:Starbucks Coffee Company
2001年に日本で販売開始されたこの商品は、クリーミーな抹茶の風味が特徴で多くの人々に愛されています。
今では日本国内だけではなく世界中のスターバックスの店舗でも1年を通じて提供されています。
この成功によって世界的に抹茶のブランド力が向上した結果、欧米では高品質な抹茶の需要が高まり、国内でも抹茶になじみがなかった世代がその魅力を再発見することとなりました。
国内の茶舗でも抹茶スイーツの開発に注力し、新たな客層を取り込みことに成功しています。
2024年10月の老舗茶舗の自己破産
そんな環境下で起こった今村芳翠園本舗の自己破産にあたっては「長引く消費不況と原材料費の高騰が理由」と報じられておりますが、これは他の会社にしても同じ状況です。
老舗茶舗に上場企業はなく、その全てが中小企業です。
またコロナ禍での経営的ダメージはどこも等しく受けております。
東京商工リサーチ社から以下のような報道がありました。
2024年3月期決算の全国3万2,171社のうち、約半数(47.3%)の企業で借入金が減少したが、企業全体の借入金残高は月商比で微減にとどまり、前期より借入金が増えた企業も26.5%あった
また次のようにも報じております。
利子補給や返済据え置き期間が終了し、ゼロゼロ融資の返済が本格的に始まったが、業績回復が遅れた企業は、返済原資と運転資金を同時に捻出することが難しい。
猶予措置を受けていた社会保険や税金の支払再開、仕入や労務コストの上昇などの資金需要も加わっており、倒産減少に大きく貢献したゼロゼロ融資だが、その副作用の過剰債務への対応が改めて焦点になっている。
既に金利は上昇局面となっており、業績回復が遅れた企業には厳しい現実が突き付けられかねない状況です。
各茶舗においては今回の報道を受けて、今まで以上の自助努力にて経営の安定化が急ピッチで図られているものと思われます。
茶農家の対応策
- 覆下茶への転換: 煎茶の価格低迷に対応するため、抹茶スイーツの需要増加に合わせて、煎茶園を覆下茶(てん茶や玉露)に転換する動きが見られます。
- 高級茶の生産継承: 高級な手摘み茶(玉露やてん茶)の生産を継続するため、摘み子の確保や手摘み茶のブランド力向上に努めています。
- 新たなブランディング: 消費者ニーズの変化に対応し、新たなブランディング対策を講じています。特に首都圏を中心に日本茶カフェが増加しており、高級緑茶の新たな消費形態が生まれつつあります。
- 観光と交流の促進: 美しい茶園景観を活用し、観光客との交流を促進する取り組みが進められています。農家民宿や農家レストランの開設支援なども行われています。
- 持続可能な生産: 有機栽培の取り組みや、被覆棚の整備など、持続可能な生産方法の導入が進められています。
これらの対応策を通じて、お茶農家は需要減少に対応し、宇治茶の生産を次世代に継承しようとしています。
宇治市内のおすすめスポット
宇治市内には「日本茶カフェ」や「日本茶専門店」が多数あります。その中でも私が個人的に興味を持った2か所についてご紹介します。
1. 通圓(つうえん)
「通圓」は、1160年に創業された宇治茶の老舗で、日本で最も古いお茶屋の一つです。
平安時代末期に創業され、現在も宇治橋の東詰に位置しています。
豊臣秀吉や徳川家康などの歴史的な人物も訪れたことが記録されていますから、観光名所にもなってますね。
通圓の歴史
- 1160年: 創業。平安時代末期に宇治橋の東詰に開業。
- 戦国時代: 豊臣秀吉や徳川家康などの歴史的な人物が訪れました。
- 江戸時代: 宇治茶の生産と販売を続け、茶道の発展に寄与しました。
通圓の特徴
- 伝統と品質: 創業以来、伝統的な製法を守り続け、高品質な宇治茶を提供しています。
- 歴史的な場所: 宇治橋の東詰に位置し、観光名所としても知られています。
- 茶道との関わり: 茶道の発展に寄与し、多くの茶人に愛されてきました。
現在の通圓
現在も宇治橋の東詰に店舗を構え、観光客や地元の人々に愛されるお茶屋として営業を続けています。伝統的な宇治茶の販売だけでなく、茶道具やお茶に関連する商品も取り扱っています。
2. 福寿園 宇治工房
福寿園 宇治工房は、宇治茶の伝統を守り育てると共に、訪れる人々に宇治茶の魅力を体験してもらうための施設です。
京都府宇治市に位置し、宇治川の清流のほとりにあります。
施設の特徴
- お茶作り体験: 石臼で抹茶を挽く体験や、ほうじ茶作り体験など、様々なお茶作りの体験ができます。
- 茶器作り: 朝日窯元の手ほどきで、茶器を作る体験もできます。
- 茶室: 茶道体験や煎茶道教室が開催されており、本格的な茶室でお茶を楽しむことができます。
- 喫茶スペース: 宇治茶を使った食事や甘味を楽しめる喫茶スペースがあります。
- 宇治茶資料館: 明治から昭和にかけての貴重な製茶機や、日本茶の製造工程が学べる展示があります。
アクセス
- 所在地: 京都府宇治市宇治山田10
- 営業時間: 10:00 – 17:00(不定休)
- 最寄り駅: 京阪宇治駅より徒歩7分、JR宇治駅より徒歩15分
体験内容の詳細
- 石臼で抹茶作り: 手挽きの抹茶作りに挑戦し、自分で挽いた抹茶をその場で楽しむことができます。
- ほうじ茶作りと香り袋作り: 熱した陶板を使ってほうじ茶を作り、オリジナルの香り袋に入れる体験ができます。
おすすめの過ごし方
- 宇治茶工房での体験: お茶作りや茶器作りの体験を通じて、宇治茶の魅力を存分に楽しむことができます。
- 喫茶スペースでのひととき: 宇治川の清流を眺めながら、宇治茶を使った食事や甘味を楽しむことができます。
これを読んで、「いやいや、他にも良いとこあるのになぁ!」という方がたくさんいらっしゃると思います。
初京都を楽しむ九州出身者の私のために、温かいアドバイスを頂けるとすごく嬉しいです。
どうぞお問い合わせフォームをご利用頂き、お知らせ下さい。
まとめ
今回、初めてお茶に関する情報をまとめていく中で、日本文化について学び始める良い機会になりました。
その歴史は鎌倉時代にまで遡り、関西、特に京都の皆さんにとって「お茶」は大変身近な存在であり「誇り高き文化」であることを認識致しました。
一方でコロナ禍によって大きなダメージを受けてしまったこの業界でも茶農家、茶舗、小売店で様々な努力が重ねられてはいますが、ここのところ老舗の自己破産のニュースが相次いでいます。
間違いなく消費者である私たちの反応や行動は関係者の方々にとって大変心強いものであると思います。
この秋の紅葉時期には、お茶文化を再発見する意味でも今回ご紹介差し上げた「通圓」や「福寿園 宇治茶工房」を訪れて、その空気を感じてみたいと思います。
この記事を読んで頂いて…「そう言えば、しばらく行ってないなぁ、あの店。今週末に行ってみようか!」となる方が一人でも多くいらっしゃったら、すごく嬉しいですね。
最近、お茶に関する情報を発信している中で、お茶への興味がだんだん増してきており、先日、阪急梅田に出店されている森半をお邪魔して人生初の抹茶体験をしてきました。
また茶道の入門書を読んだところなのですが、日本人としての嗜みとして身につけておくべき所作と言うか振る舞いというか、そのようなものが自然に出来る大人に近づくことができる茶道の世界に魅せられております。
こちらにまとめてみましたので併せてご覧頂けると、すごく嬉しいです。
茶産業を活気あるものにして次の世代に残すためには私たち一人一人の支援が必要です。
その一歩として、生活習慣に急須で淹れる一杯のお茶を飲む習慣を取り戻してみませんか?
きっと皆さんの生活にも潤いが増すと思いますよ。
共感頂ける皆さんにはSNSで拡散頂けると有難いです。
最後までご覧頂き
有難うございました。
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