観光業界の変遷と日本が直面する課題

観光立国として外国人を多数迎え入れている我が国ですが、今の状況や今後の展開について多くの課題が見受けらるように思われます。

太平洋戦争の激戦地として多くの日本人兵士が眠るサイパンは当初遺族が「墓参り」先として訪れていたことをキッカケに日本資本の宿泊施設が進出した結果、新婚旅行の目的地として選ばれる人気リゾート地として発展を遂げました。

そのサイパンの現状について皆さんはご存知ですか?

実は日本からの観光客は激減し、サイパンは現在韓国人と中国人観光客の訪問地となっているのです。

現在観光立国として多くの外国人を受け入れている日本ですが、観光客が引き起こすトラブルによる「オーバーツーリズム」が課題となっており、このままで将来に多くの負債を残すばかりか、観光地としての立場を危うくする事態も想定されます。

現状を見つめて、あるべき将来に向けて一緒に考えてみませんか?

パンチです

最後までご覧くださいね

目次

サイパンと日本人観光客の激減

かつてサイパンは、日本人観光客にとって理想のリゾート地として人気を誇っていました。

成田空港(羽田空港)-サイパンは「最短3時間半」で到着する近さですが、現在は「ユナイテッド航空のみ」が現在直行便を提供しているのです。

太平洋戦争の激戦地として多くの日本人兵士が眠る場所でもあり、遺族が墓参りをする目的で訪れることがキッカケとなり日系ホテルが進出し、観光地として発展したのです。

美しいビーチや豊かな自然が広がり、特にマニャガハ島やグロット(青の洞窟)などの観光スポットがロマンチックな雰囲気で多くのカップルを惹きつけ、新婚旅行の目的地としても人気となりました。

しかし、近年ではその光景は大きく変わりました。

日系ホテルの撤退やJALやANAの直行便廃止といった要因が重なり、日本人観光客が激減しています。

この背景には、地元政府との税金を巡る対立が大きな要因として挙げられます。

サイパン政府がホテル税の引き上げを繰り返し要求した結果、日系ホテルがその負担に耐えられなくなり、撤退を余儀なくされたと言われています。

その結果、日本からの観光客も激減し、その後、中国や韓国の企業が観光事業に参入し韓国や中国からの観光客が主要な訪問者層として台頭し、観光地としてのサイパンは変貌を遂げています。

これらのホテルでは自国からスタッフを派遣するケースが多く、特に韓国資本のホテルでは韓国人スタッフが多く働いており地元住民の雇用創出が限定的であるとの指摘があります。

一方で、観光業全体としては、間接的な経済効果がある可能性もあります。

例えば、観光客が地元の飲食店や小売店を利用することで、地域経済に一定の利益がもたらされることがあります。

ただし、これが十分な規模で地元住民の生活向上に結びついているかは疑問が残ります。

この状況を振り返ると、外国資本の観光地への進出には課題がありますね。

既に太平洋戦争も遠い過去になってしまい、多くの日本人観光客が再びサイパンを訪れる未来は難しそうです。

また中国人・韓国人観光客がサイパンに来ても地元の観光地に落ちる収益が限定的であれば、現地の方からすると負の側面しか見えなくなってしまいますね。

日本人観光客や日系資本と共存していたサイパンは、なぜ間違ったのでしょうか?

同じく観光立国となった我が国がますます心配になってきましたね。

インバウンド需要と日本の現状

日本では、外国人観光客の増加が続き、インバウンド需要が高まっています。

しかしながら、その経済的恩恵が地域住民や国内全体に十分に波及していない現実も浮き彫りになっています。

スキーリゾート地として人気の「ニセコ」を例にすると課題は顕著です。

  • 外資系ホテルの進出による日本からの利益流出。
  • タクシー業界などでの外国人の白タク行為の蔓延。
  • 地域住民の生活への影響や恩恵の少なさ。

ニセコの外資系ホテルでは、従業員の国籍は非常に多様で、ヒルトンニセコビレッジなどのホテルでは、アメリカ、イタリア、フランス、インドネシア、香港など、さまざまな国籍のスタッフが働いています。

ホテル内の公用語が英語であることもあり、外国人スタッフが多く、日本人スタッフは少数派となっています。

ニセコの魅力に惹かれた外国人が移住しているケースもあるほかに、観光業に従事する外国人が増加しています。

一方で地元に出来た外国資本のホテルでは限られた日本人しか働けない、そして地価や物価が高騰するためニセコには住めない住民が転出している現象も重なり、外国人の比率が高まっています。

先ほどのサイパンと少し似ているとは思いませんか?

これらの問題を解決するためには、観光収益が地域経済に還元される仕組み作りや、適切な規制の導入が求められるでしょう。




外国人転売ヤーが「茶業界」に与える害悪

インバウンド増加で小売業では美容家電などでメリットを享受している業種も一部あるようですね。

中には10万円を超える商品が飛ぶように売れているケースもあるようです。

例えば、【公式店】パナソニック リフトケア美顔器「バイタリフトRF EX」や、【ヤーマン公式】「フォトプラス プレステージ SP M22」など、多機能な美顔器が注目を集めています。

これらの商品は高機能であると同時に、美容を追求する顧客層に支持されています。

以下はそれぞれの販売価格です。

  • パナソニック バイタリフトRF EX: 79,926円(税込、送料無料)
  • ヤーマン フォトプラス プレステージ SP M22: 132,000円(税込、送料別)

外貨を獲得できる日本の電化製品はかつては沢山あったのですが、近年では美容家電などに限定されてきてます。



一方で、伝統的な日本茶産業はインバウンド需要の影響を受け、大きな変化を迎えています。

特に海外市場で人気の高い抹茶は、外国人観光客の転売業者による買い占めの対象となる問題が顕著です。

宇治茶舗の倒産や茶葉農家の低収入による離農といったニュースが象徴するように、日本茶業界は厳しい状況に直面しています。

このような状況を踏まえ、小売価格を適切に引き上げることで茶舗や茶葉農家が直接その恩恵を受ける仕組みを構築することが重要です。

これにより、日本茶業界の持続可能な発展が進むことを期待しています。

価格の値上げは顧客離れを引き起こすことも考えられますが、転売ヤーによる利益流出を防ぎ、日本茶のブランド価値を守る重要な戦略となるでしょう。

日本の観光業や茶業界が直面するこれらの課題は、単なる「お茶」という国内の農産品の問題にとどまらず、地域社会の未来や国際的な競争力に関わる重要なテーマです。

これを機に、地域経済の持続可能性を考えないと、美味い汁だけ吸われていては日本の産業は空洞化してしまいそうです。

インフレになれていない日本人にとっては「便乗値上げ」と思われるのでは?と及び腰になってしまう文化があります。

でも価値あるものについては、その対価をしっかりと受け取る仕組みづくり、インフレに慣れている外国人にとっては当たり前でしょうし、それほど難しいことではないと思います。

アメリカではインフレに加えて鳥インフルエンザの蔓延による卵不足が問題となっていて、12個入りの卵が1500円以上で取引されているそうです。

これは短期的な異常値かも知れませんが、歴史ある技術の結晶である「京都宇治茶 老舗茶舗の森半の最高級手摘み抹茶」が「1缶で3,780円(税込み)」です。

アメリカン人にとってみたら、卵3パック分より安いお買い物ですから値上げしても彼らは抹茶を買ってくれると思います。




転売ヤー対策の成功事例

記憶に新しいところでは、外国人がコメ不足に乗じて買い占めた商品を日本の小売店や消費者が「品質が保証できないものは食べられない」と団結して転売ヤーに一泡吹かせていますね。

私たち農業従事者は食べ物の生産にも手間暇を掛けてますし、お客さんの手元に良い状態で届けるために収穫後の管理にも多大な労力とコストを費やしているのです。

食べ物を素人が転売してドツボに嵌っているのは、非常に痛快です!

ところで先日ニュースを見ていたら、私たち世代には大変懐かしい「ガンプラ」でも同様の動きが見られたそうです。

ガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」のファンたちは、転売ヤーからの購入を断固拒否する姿勢を強く示しているんだそうです。

ガンプラは限定品や人気商品が多く、転売ヤーによる買い占めが頻発してきましたが、ファンたちは「転売ヤーから買わない」という結束を固めています。

例えば、ガンプラ専門店「ガンダムベース」では、転売目的での購入を禁止する方針を明確に打ち出しており、ファンたちもこれを支持しています。

またSNSやコミュニティ内で転売ヤーの行為を非難し、正規の販売ルートで購入することを呼びかける動きも見られます。

このようなファンの結束は、転売ヤーの利益を抑制し、ガンプラの本来の楽しみ方を守るための重要な取り組みとなっています。

本来、ガンプラのデザインや製造を手掛けた方たちが得るべき以上の収益を、第三者である転売ヤーが掠め取るのをファンが阻止しているのです。

大変美しい日本人のあるべき姿ですね!

彼らを見習って、今までもそうですが、今後も私はメルカリなどで一生売り買いはしません。

不要となった服や本は、可愛い後輩や友人に無償で差し上げます(笑)

パンチです

最後までご覧頂き有難うございました

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