農業– agriculture –
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有限会社ワールドファームの挑戦、そして破産から得られた教訓
茨城県に本社を構え、鳥取県、熊本県を主な拠点としていた有限会社ワールドファームが2023年10月に倒産しました。 関係会社の負債額などは以下の通りです。 企業概要: カット野菜の生産・加工から販売までを手掛ける農業生産法人。 倒産理由: コロナ禍による外食産業の需要減少と債務超過。 状況: 2023年10月10日、破産手続き開始決定。 負債総額: 約34億9,000万円(3社合計)。 影響: ワールドファーム、ONLY JAPAN、つくば低温サービスの再建見込みは現時点で立たず。 同社は農業の未来を切り拓くべく異業種から参入しましたが、その壮大な事業計画は、新型コロナウイルスという予期せぬ外的要因により農業を取り巻く厳しい現実に直面しました。 こちらの記事では、ワールドファーム... -
有限会社マルヨの倒産から学ぶキノコ産業の現実と将来
日本のキノコ生産業界は、安定した需要と高度な技術力に支えられてきました。 長野県は、いくつかの要因が重なったことから、全国的にキノコ生産の一大拠点となってます。 自然環境の適性: 長野県は冷涼な気候と豊富な水資源に恵まれており、キノコの栽培に適した環境が整っています。特にエノキタケやブナシメジなどの施設栽培において、安定した気候条件が重要です。 歴史的背景: 昭和30年代にエノキタケの人工栽培が普及し、冷房設備の開発により通年栽培が可能になりました。これにより、冬場の副業から通年の専業へと移行し、地域全体でキノコ栽培が盛んになりました。 産業基盤の整備: 長野県には「ホクト株式会社」のような大手企業が拠点を構え、研究開発や生産技術の向上に取... -
「お〜いお茶 PURE GREEN」:日本茶の未来を切り開く新製品の挑戦
伊藤園の「お〜いお茶」シリーズは、日本茶市場において不動の地位を築き上げた名ブランドですね。 その勢いは国内市場に留まらず、世界でも「最大のナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料」としてギネス世界記録に認定されるなど、品質と人気の両面で高く評価されています。 「RTD緑茶飲料」とは、"Ready To Drink"(レディ・トゥ・ドリンク)の略で、すぐに飲める形態の緑茶飲料を指す世界的に使われている業界用語ですが、耳馴染みない人の方が多そうですよね。 ペットボトルや缶に入って販売される緑茶のことで、特に冷蔵庫から取り出してそのまま飲める便利さが特徴です。 緑茶本来の味わいを忠実に再現しながら、健康志向の消費者に向けた「濃い茶」や、多彩なフレーバー展開で幅広いニ... -
まとめ記事 これから始める農業は、「趣味の範囲」で取り組んでみては?
地球温暖化の進行は、農業の未来に深刻な影響を及ぼしています。ベテラン農家でさえ対応に苦慮している現状では、これから農業を始めようとする方にとって、収益化を目指すことは非常に困難であると言わざるを得ません。 農業を生活の手段とすることに固執するのではなく、発想を転換し、「趣味」として農業を楽しむという選択肢があります。これは現実的なリスクを抑えつつ、その魅力を存分に味わえる方法です。 生活の糧とするには多額の初期投資や作業負担が必要な作物もありますが、趣味として取り組むことで日々の作業を気軽に楽しむことが可能になります。 どうしても収益性を追い求めたいという方は、高付加価値の作物を選ぶことで、持続可能な農業に挑戦する道も開けるでしょう... -
まとめ記事 農業・茶業界における倒産事例の分析と教訓
近年、日本の一次産業において歴史ある企業が次々と経営破綻に追い込まれる事態が社会的な注目を集めています。 酪農業の老舗「大山牧場」、植物工場での革新を目指した「スプレッド」、そして長き伝統を誇る茶業界の「お茶の玉宗園」「今村芳翠園」「木村園」、異業種から参入し農業を6次産業で盛り上げようとした「ワールドファーム」、更に長野県の基幹農業であるキノコ栽培の「マルヨ」。 それぞれの企業が築き上げてきた歴史と技術は、多くの人々に影響を与えましたが、変化する時代の波に立ち向かうことが求められた結果、閉店や倒産へと至りました。 こちらのまとめ記事では、それぞれの事例を網羅し、背後に潜む課題とその教訓を探ります。 これらの企業が直面した状況を振り返... -
まとめ記事 日本茶業界の「厳しい現状」、そして「将来への挑戦」
日本茶業界は今、歴史的な変遷を経て伝統を守りながらも、時代の変化に直面しています。 消費者の嗜好の多様化やコロナ禍の影響、原材料費の高騰といった困難に加え、多くの老舗茶舗や茶葉農家が経営の岐路に立たされています。 しかし、宇治茶をはじめとする茶文化は、日本文化の象徴としての価値を持ち続ける一方で、新たな需要と市場開拓に向けた革新的な取り組みが進められています。 茶文化を支える人々の奮闘、そして未来への挑戦について一緒に学び、一杯のお茶に込められた歴史、癒し、そして希望を再発見してみませんか? 日本茶業界が直面する課題 近年、多くの老舗茶舗や卸・小売店が経営困難に陥っています。 例えば、京都の「今村芳翠園本舗」や「お茶の玉宗園」、茨城県... -
日本の食糧安全保障を考える—未来に向けて政策検討してみましょっか?
近年、異常気象や国際的な緊張の影響で食糧供給が不安定になる可能性が高まり、日本国内でも「食糧供給困難事態対策法」が施行されました。 しかし、この法律の実効性には数々の疑問点があり、Yahoo!ニュースでも多くの方が議論されておられました。 今回、私が提案する政策の方向性について、以下にまとめてみました。 皆さんのご意見もどうぞお寄せください。 食糧供給困難事態対策法とは 議論の的となっていたのが、2025年4月1日に施行されるこの法律です。 その目的は「食糧供給が不足する事態への備え」として制定されました。 法律の主な特徴は以下の通りです 3段階の対応 第1段階: 食糧供給が不足する兆候に対して政府が対策本部を設置し、農家や事業者に増産の要請を行います... -
田舎で農業を始める賢い選択とは 「コメ作り」だけは…
先日、元同僚が退職を機に田舎で農業を始めたい、という相談を受けました。 私が早期退職を機に新規就農し、自営農家を10年やっていた経験があったためです。 そのときの会話のうち、「農地選び」について記事にまとめたところ既に多くの方にご覧頂いています。 実はその会話の第一声は「パンチさんはコメを作りたいと思いませんでしたか?」という質問でした。 私は「コメだけは絶対作らないと決めていた」と即答しました。 コメ作りは日本の農業を象徴する「身近」で「重要」な分野ですね。 令和のコメ騒動の中、農業に新たに取り組もうか検討中の方の多くは、「家族が食べる分だけでもコメを作りたい」と考えている方も多いと思います。 お気持ちは分かりますけど、コメ作りは諦めた... -
フレッシュチェリーを満喫する東京ベイ 2025初夏のアフタヌーンティー
初夏のさわやかな空気に包まれる時期に、東京湾を望むホテル インターコンチネンタル 東京ベイでは特別なアフタヌーンティーが開催されます。 引用元:ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 公式ホームページ 「リンツチョコレート」とのコラボレーションによるこのイベントでは、みずみずしいフレッシュチェリーと濃厚なリンツチョコレートが織りなす贅沢なスイーツをお楽しみいただけます。 26種類もの豊富なお飲み物とともに、特別に用意されたガトーやセイボリーが、優雅な午後のひとときを彩ります。 乾杯にはロゼスパークリングワインも用意されており、洗練された空間で非日常を味わえるこのイベントは、まさに大人の贅沢そのもの。 料金は1名あたり7700円ということで、上... -
田舎で農業を始める賢い選択とは 「農地選び」はどうすれば?
春は新たな生活をスタートする季節です。 皆さんの周りにも都会から田舎へ移住し、自然豊かな環境で新たな挑戦を始める方もいらっしゃることでしょう。 農業への関心が高まる中で、賢い判断と現実的な視点が求められることもあります。 そんな中、都会で働いていた元同僚が農業を始める相談をしてくれました。 その話を中心に、田舎での農業の始め方やメリットについて考えてみましょう。 皆さんご自身だけでなく、周囲にそんな方がいらっしゃれば、きっと役に立つ内容です。 学校や会社では教えてくれない、まさに有料級の内容です(笑) どうぞ最後までご覧くださいね。 農地を買う?いやいや、絶対借りて下さい! 満員の通勤電車に毎朝揺られて、理不尽なこともある人間関係の中でデ...