農機・道具– tag –
実際に使って便利だった農業機械や道具を紹介します
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まとめ記事 これから始める農業は、「趣味の範囲」で取り組んでみては?
地球温暖化の進行は、農業の未来に深刻な影響を及ぼしています。ベテラン農家でさえ対応に苦慮している現状では、これから農業を始めようとする方にとって、収益化を目指すことは非常に困難であると言わざるを得ません。 農業を生活の手段とすることに固執するのではなく、発想を転換し、「趣味」として農業を楽しむという選択肢があります。これは現実的なリスクを抑えつつ、その魅力を存分に味わえる方法です。 生活の糧とするには多額の初期投資や作業負担が必要な作物もありますが、趣味として取り組むことで日々の作業を気軽に楽しむことが可能になります。 どうしても収益性を追い求めたいという方は、高付加価値の作物を選ぶことで、持続可能な農業に挑戦する道も開けるでしょう... -
田舎で農業を始める賢い選択とは 「コメ作り」だけは…
先日、元同僚が退職を機に田舎で農業を始めたい、という相談を受けました。 私が早期退職を機に新規就農し、自営農家を10年やっていた経験があったためです。 そのときの会話のうち、「農地選び」について記事にまとめたところ既に多くの方にご覧頂いています。 実はその会話の第一声は「パンチさんはコメを作りたいと思いませんでしたか?」という質問でした。 私は「コメだけは絶対作らないと決めていた」と即答しました。 コメ作りは日本の農業を象徴する「身近」で「重要」な分野ですね。 令和のコメ騒動の中、農業に新たに取り組もうか検討中の方の多くは、「家族が食べる分だけでもコメを作りたい」と考えている方も多いと思います。 お気持ちは分かりますけど、コメ作りは諦めた... -
早期退職からの新規就農ガイドです 猛暑と少雨の2024年9月を徹底分析 今後の対策を考えましょう
2024年9月の気象と農業への影響 10月に入り、猛暑続きであった2024年の夏もようやく終わりの兆しを見せてきましたね。 しかし、気象庁によると10月に入っても暖かい空気に覆われやすく、全国的に平年より気温が高い日が多くなる見通しです。 30℃以上の真夏日となるところもあるそうです。 9月は冬野菜の種まき時期ですが、今年の猛暑の影響で通常の種まきでは発芽が揃わないという状況が各地で見られています。 私の農地の近隣で家庭菜園をされている方も「大根の発芽が悪く、種まきをやり直した」と話していました。 気象庁の発表によると、2024年の9月は夏のような気圧配置が続き、全国の914の観測点で35℃以上の猛暑日を合計1452回も記録しました。 これは2010年以降で最多となったと... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです 自営農家時代の失敗談(3)
農業を始めてから、さまざまな作物に挑戦と失敗を重ねてきました。 今回は、青梗菜(チンゲンサイ)の栽培で予期せぬ問題に直面した話、大根を洗う際の苦労と失敗談、カボチャの新品種「バターナッツ」の2年目のジンクス、そして夏物商品の品薄に困ったエピソードの4つをご紹介します。 それぞれのエピソードから学んだ教訓を共有しますので、どうぞご覧くださいね。 青梗菜(チンゲンサイ)を植える場所にはご注意を!の巻 順調に人参とジャガイモとゴボウが売れ始め、サラリーマン時代にお世話になっていた先輩方へ近況報告がてら無料サンプルをお送りしたところ、大好評でした。 送料込みで100㎝サイズ(段ボールの縦+横+高さの合計が100㎝以内)だと税込み価格1050円でヤマト運輸が... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです 自営農家時代の失敗談(1)
農業を始めてからの10年間、数々の挑戦と失敗を経験してきました。 今回は、その中でも特に印象深かった4つの失敗談を皆さんとシェアしたいと思います。 耕作放棄地の開墾から始まり、深耕作業の失敗、農機具選びの後悔、そしてアドバイスの受け方まで、これらのエピソードを通じて学んだ教訓をお伝えします。 何か自分が知らないことを提案された時には、即決せずに他の農家さんや普及センター、JAの指導員に相談してから決定すれば良かったと感じています。 新人農家の皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。 耕作放棄地の開墾 - タラの芽の木は細くても… 念願のゴボウなどの根もの野菜に最適の赤土の畑を借りることができましたが、その土地は耕作放棄地でした。 更に前の... -
早期退職からの脱サラ農家ガイドです 大根を育てなかった理由!
私は根もの野菜の専門農家としてゴボウ、ニンジン、ジャガイモに特化して生産・出荷してました。 うちの野菜のファンになって頂いたお客さんからも 「兄ちゃんのところは大根は作らないの?あったら絶対買ってあげるのに!」と有難いリクエストを頂いてました。 理由は色々あるんですが一言で言うと「大根は重くて儲からない」から育てませんでした! 大根生産者のデメリットについて 大根は生では「大根おろし」にしたり、「サラダ」にもなりますし 「おでん」や「ぶり大根」だと主役級の働きをしてくれる秋~冬の代表野菜ですよね。 私も美味しい「おでん大根」を育ててみたんですが、1シーズンで挫折したのは割に合わない労力にありました。 一言で言うと「重くって、儲からないから... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです メンタルケアできてます?
農家は朝から晩まで仕事で忙しくて大変ですね、とよく言われます。 これは半分は正解で半分は間違っています。 主力のゴボウ収穫時期には夕方家に帰って来て仮眠を取った後、翌日の出荷のため朝まで包装作業です。 包装作業中に「寝落ち」というよりも「気絶」していたこともありました。 バブル時代の「24時間戦えますか?」というキャッチコピーを地で行く無茶な働きぶりでした。 また大きな台風が接近して来れば今後の収支計画を考えると夜も眠れません。 今回は自分への反省として「メンタルケア」について取り上げたいと思います。 個人経営農家が直面するストレスとは? 以前知り合いの医師からも「冬場の日照不足」が北欧の国々では、うつ病の原因の一つとされていると聞きまし... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです 仕入値ゼロ品で儲けよう!
月も変わり朝晩は随分過ごしやすくなってきましたね。 9月になるとマクドナルドの「月見バーガー」やスーパーで山積みされている「秋限定のビール」などで秋を感じる方も私だけではないのではないでしょうか。 さてこの時期になると商魂たくましい農家の人たちは農作業と並行して「ハンター」の顔を見せます。 彼ら・彼女たちが探しているものは何でしょうか? 正解は河原や空き地、道路わきなどに群生している「ススキ」です。 「中秋の名月」のお月見用飾りにお買い求めになるお客さんのニーズがあるんですよ。 ただ…、「ススキ」が汗水流して育てた野菜よりも高い値段で売れるので複雑な気持ちになるそうです。 仕入値ゼロ円の商品とは? メルカリなどでせどりをされている方のご苦... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです 草刈り機のお薦めを紹介!
暑い盛りには後回しとなっていた草刈り作業が大変ですね。長年使ってた刈払い機も買い替えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実は私もホームセンターで購入した刈払い機が2年持たずにギアボックスが壊れてしまいました。 お世話になっている業者さんに相談したところ、性能重視であればと『ShindaiwaのRM3027-2TD』をご紹介いただき、実際に使ってみました。 このプロ仕様の刈払い機は、別名『ランボルギーニ』とも呼ばれてるそうで、以前使用していた20,000円台のものとは比べ物にならないほどの使い心地で、すごく満足しています。 Shindaiwa RM3027-2TDを使ってみた感想 刈払い機の「スーパーカー」、「ランボルギーニ」という異名もあるとのことで、ハードル... -
早期退職からの脱サラ農業ガイドです スルメイカ不漁の影響
近年、スルメイカの漁獲量は大幅に減少しております。2000年には約33万トンあった水揚げ量が、2018年には約4万7千トンと、約20年で8分の1までに減少しています。 漁獲量が過去最低となったスルメイカ、価格がマグロの赤身よりも高くなるという現象が起こっています。野菜の生産者にとっても、このニュースは非常に重要です。 引用:weathernews jp 7月27日付の日経電子版の記事によると、原因は黒潮蛇行という異常気象で、日本近海を回遊するスルメイカが外洋へ出て行っているという状況です。 燃料も高騰している中で、漁業関係者の皆さんも大変なことだと思います。 この影響は来年以降も続く可能性があり、サンマ、イカナゴ、シシャモ等に続いて、以前は庶民的な食材だったものが高級...
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