酪農・畜産– tag –
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卵業界最大手の倒産と再建―イセ食品はなぜ潰されずに済んだのか?
イセ食品倒産でも卵が消えなかった理由 2022年、鶏卵業界の最大手であるイセ食品が突如として会社更生法の適用を申請し、大きなニュースとなりました。 業界のリーディングカンパニーであり、「森のたまご」などのブランドで知られる同社の倒産は、一般消費者にも強い衝撃を与えました。 しかし、私たちの食卓から卵が消えることはありませんでした。 それはなぜか? 実はこの裏側で、金融機関が「会社を守る」という異例の動きを見せていたのです。 イセ食品の経営破綻と倒産の背景 イセ食品は長年にわたり、鶏卵の生産から販売までを垂直統合した事業モデルで成長してきました。 しかし、過剰な設備投資、国内外でのM&Aの連続、経営の私物化とも言われたガバナンスの問題により、... -
まとめ記事 農業・茶業界における倒産事例の分析と教訓
近年、日本の一次産業において歴史ある企業が次々と経営破綻に追い込まれる事態が社会的な注目を集めています。 酪農業の老舗「大山牧場」、植物工場での革新を目指した「スプレッド」、そして長き伝統を誇る茶業界の「お茶の玉宗園」「今村芳翠園」「木村園」、異業種から参入し農業を6次産業で盛り上げようとした「ワールドファーム」、更に長野県の基幹農業であるキノコ栽培の「マルヨ」、愛媛県で生花生産・販売を手掛けていた「華月グループ」。そして国内鶏卵生産No.1の「イセ食品」は、金融機関による会社更生法申請と事業再建という異例の形で会社が存続しました。 それぞれの企業が築き上げてきた歴史と技術は、多くの人々に影響を与えましたが、変化する時代の波に立ち向かう... -
牛乳がスーパーから消える未来?今、世界中の酪農に起きている“異変”とは——日本、中国、豪州…グローバル視点で読み解く!
酪農は長きにわたって私たちの暮らしに寄り添い、日々の食卓を支えてきました けれども近年、その姿が世界各地で大きく変わりつつあります。 価格の高騰、環境問題、労働力不足、そして政策の転換―さまざまな要因が絡み合い、私たちの食卓に並ぶ牛乳やチーズ、バターの未来は決して安泰とは言えません。 今回は、日本をはじめとする主要国における酪農の現状と課題、そしてこの先に待ち受ける未来像について、多角的な視点から探っていきます。 日本:補助金頼みの苦しい経営 日本の酪農は、高齢化と後継者不足に加え、飼料価格の高騰や輸入依存のリスクにさらされています。 多くの農家は補助金に頼りながら経営を続けているのが実情で、安定供給の体制は徐々に脆弱になりつつあります... -
大山牧場の破産が示す酪農業界の現実
「うしおじさん」の愛称で親しまれている「大山牧場」は2024年10月1日付けで事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが報じられています。 コロナ禍の影響で売り上げが減少し、燃料費やえさ代の値上がりも重なり、資金繰りが厳しくなったため、事業の継続を断念したとのことです。 順調にブランド化が浸透し、成功した酪農家の代名詞とも言える「大山牧場」の破産を報せるニュースは地元経済界や同業である全国の酪農家に大きな衝撃を与えてます。 日本の酪農の将来はどうなるのでしょうか? 皆さんと一緒に考えるキッカケにしたいと思います。 どうぞ最後までご覧くださいね 大山牧場の概要 大山牧場は、香川県さぬき市大川町にある酪農業者です。 1949年に創業し、香川県内で唯...
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