日常を楽しみ、資産を守る田舎暮らしにログハウスの選択肢
田舎暮らしの楽しみ方の一つとして家選びのお話をさせて頂きますね。
私は紆余曲折の末、新築でログハウスを購入しましたが、結果的にその判断は「大正解」でした。
一般的に新築住宅は買った瞬間に資産価値が大きく目減りする「負債」となるケースが多いです
金融資産をガッチリ持っていても、あえて賃貸住宅を選択する富裕層の多くはそれを嫌うからです
でも普通の家では経験出来ない日常を楽しみながら、資産価値が減らない家があったらどうでしょう?
私は購入価格よりも10年後に売却価格の方が高かったため実質家賃ゼロでログハウスに住みました。
農業を頑張った退職一時金が出たような感じで、新生活をスタートすることが出来ました。
再現性は勿論担保できないですが「ログハウスは資産価値が下がりにくい」と言えると思います。
マイホーム建設や不動産投資を考えている人にもお役に立つかもですのでご一読下さい。
新規就農には庭付き一戸建てが必須です…
皆さんはマンションやアパート住まいの農家の方に会ったことはありますか?
収穫した泥付きの農作物ニンジンやサツマイモ、サトイモなどなど水洗いしないといけないですから、洗浄用の機械を置くスペースが必要ですし、大量のニンニクや玉ねぎを外で保管するためにも、業務用冷蔵庫でジャガイモやゴボウを長期保管するためにも農業やるなら「庭付き一戸建てが必要」なんですよ。
就農にあたっては、どんな家に住むかは大事な検討材料です。
田舎での中古物件探しは大変ですよ…
当初、私は少しでも安く家も購入したかったので中古物件を探しました。
ただ…これがなかなか難しかったです。
一人で生活&出荷作業が出来る手ごろな広さという条件に当てはまる物件を見つけるのは無理でした。
「無駄に部屋数が多くって庭も広くって、築年数は自分と同い年」って物件は一杯ありましたよ。
でもこんな家のオーナーになったら、いつ、誰が掃除したり草むしりや雪かきやるの?
仕事で畑の草刈りやって、疲れた体に鞭打って家に帰ったら庭の草むしりやって、雨漏りの修繕してたら「私の人生って…何?」と絶望しかないって思いますよ、きっと!
ということで消去法的に私は手ごろなサイズの新築マイホームを購入することになりました…
建物はログハウスに決定!
私が新規就農するにあたって、畑仕事以外は家にいる時間が長くなることが分かってました。
資金的にも何とかなりそうだったので木に囲まれた空間、ログハウスに決定しました!
<BESS>
ログハウスをお手軽な価格で建てようとすると「BESS」が有名ですね。
展示場も各地にあってご存じの方も多いと思います。
10年前に私が検討していた際は、BESSの商品は手ごろな価格で工期も短い点が魅力的でした。
当時はサイコロみたいな外観が好みではなく、間取りも自由設計できなかったため断念しました。
最近は「WONDER DEVICE」など、自由設計の幅が広がりカスタマイズも出来るようになってます。
今なら私は第一選択肢として、これに決めてたかもです。是非展示場でご相談してみて下さい。
<BIG BOX>
私は伝統的な外観と間取りの自由設計可能という点が気に入って「BIG BOX」にお願いしました。
なお写真はBIG BOXのホームページから拝借したもので私の元持ち家ではありません。
中は同じような感じで新築の時は眩しい木目の輝きと木の香りが新鮮でした。
これが年を経ると飴色に変色して西部劇に出て来るバーみたいな雰囲気になるのが楽しみでした。
薪ストーブとの出会い
最近の「キャンプブーム」でも自然の中での食事や散策など色々な楽しみがあると思いますが、「焚火」の魅力も多いに貢献しているのでは?って思います。
「視覚では揺らぐ炎を飽きずに眺めて…」
「聴覚ではパチパチと爆ぜる薪の音に癒され…」
「嗅覚は煙とコーヒーの交じり合った香りに眠気を誘われ…」
「味覚は焼マシュマロで満たされ…」
「そして触覚は頬で感じるエアコンの温風とは違う心地よさ」で癒し効果抜群ですからね!
その一部を家で体感できるのが薪ストーブでした!
当初は全く興味がなかった「薪ストーブ」ですがある展示場で「尋常ではない心地よさに一目惚れ」して購入・設置を決定!光熱費削減とQOL改善に大活躍してくれました。
遠赤外線効果は焚火の比較にならないくらい強力です。
一度貸別荘やログハウスの展示場などで体感頂けたら、私同様、虜になりますよ、きっと(^^)/
薪ストーブにも特長があり、私は「炎の美しさ」に特化したネスターマーティンH43を選びました!
意外に薪の調達は楽でした
薪ストーブを設置するにあたって一番困るのが薪をどうするかのようです。
幸い、私は家の基礎工事を地元の造園業者に依頼してたので薪の調達には事欠きませんでした。
造園業者さんは庭の手入れの他、山間地の道路建設や住宅地造成にあたって雑木林の伐採なども請け負われることがあるため、大量の樫などの薪に適した木を入手されることもあるからです。
チェーンソーなどを準備すれば薪屋さんから買うよりは断然お得で、何なら皆さんが薪屋さんを始めれば結構なお小遣いを稼げる副業となるかもです。
チェーンソーは個人で扱う分には資格の取得などは不要ですが、事故防止のため取扱について説明も受けた方が良いです。「STIHL社やHusqvarna社の販売代理店」など「対面」で機種選定アドバイスも頂きながら個別に説明を受けた上で購入してメンテナンスなどについて使い始めてから困った時に頼りになると思います。
1⃣「薪の入手ルート」2⃣「チェーンソー」3⃣「油圧薪割り機」4⃣「軽トラック」5⃣「薪置き場」
を揃えて快適な「薪ストーブ生活」を過ごしてみてはいかがですか?
ところで皆さんは薪割りやったことありますか
スギやヒノキなど焚き付けに使うような柔らかい木であれば斧で簡単に割れるのでストレス解消に持ってこいです
しかし樫など薪に適した木ほど堅くて、斧で割ろうとしても刃が弾かれたりして危ないです。
年齢を重ねるごとに苦痛でしかなくなるので、油圧式の電動薪割り機を早めにご準備されて、運動不足解消には薪割りではなく「ウォーキング」をお薦めします
斧と値段も大して変わらないですし、家の設計の段階で、外にコンセントを付けることを想定しておけば住み始めてすぐに薪の準備が出来ますよ。
あと必要なものは薪用の棚です。冬の寒い時期に家の外に薪を取りに行くのは大変なので、私は軒先やウッドデッキに今年使うものを、庭の片隅に翌年度以降に使用予定のものを用意してました。
薪棚の屋根代わりにブルーシートを使うと強度が今一つで、風が強いときにはバタつきがうるさく感じます。そこでイチゴやブドウなどの栽培をしている農家さんが定期的にビニールハウスの屋根を張り替えるので、それをもらってロープで固定すると強度面での問題も騒音もコストも抑えられますよ。
外壁塗装は自分でやって良かったです
ログハウスに限らず外壁塗装は普通の家でも定期的に必要ですから、最初から自分で外壁塗装したのは良い経験になりました。プロのログビルダーが作業前に簡単にやり方は教えてくれて、足場も手配してくれたので安全に作業出来ました。
お陰様で塗り終わる頃には塗装業者さん並みの腕前になり履歴書の特技欄に書くことが増えました。
ログハウスの売却にあたって
住んでみて思ったのが「ぐっすり眠れる」ってことと、「人が集まってくる」ってことでした。
買う前にショールームを見に行った時も思って、後にこの家を売り出すときに再認識したんですが、「ログハウスを直に見てみたい」ってニーズは老若男女問わずすごく多いんですよ。
地元の大きな不動産業者に販売をお任せしてたのですが、たくさんの物件の中で「内覧希望者数」や「ホームページの気になる数」の「人気ランキング」が売り出しから売買契約成立まで、だいたい1位か2位だったそうです。
ちなみにログハウスは建ててから年数を重ねるごとに中の風合いが良い感じの飴色になるそうですが、それが10年では見られなかったのが残念です。
普通の住宅と比べると建設費は割高ですが、住み心地の良さやリセールバリューで考えるとログハウスは今後もお得かも知れないですね。興味を持たれた皆さんは今年の年末・年始にでもログハウスの貸別荘に泊まってみると良いと思いますよ。
https://www.aco.co.jp/1-theme-log.html
立地を駅近に決定したのは…失敗だったかもです
「農業で成功できなかったらサラリーマンに戻る」っていうオプションを最初から考えていたので、電車通勤の可能性を考えて駅近の分譲地を買うことにしました。
駅まで歩いて3分、海まで歩いて10分、都心まで電車で1時間掛かりますが、東京暮らしを経験した自分には問題なく、即決でした!
ただ売りに出した時にネックになったのは、この「駅近の好立地」でした。
ログハウスという建物の性質から、「海岸沿いでオーシャンビューが楽しめる」とか、「小高い丘の上から市街地の夜景が見下ろせる」といった多少不便でも非日常的な立地だったなら、お金持ちに別荘としてもっと高く買ってもらえたかも知れないと不動産業者から伺いました。
またairbnb(「エアービーアンドビー」と読むそうです)という民泊のオンラインプラットフォームでは、ご自宅の全部や一部を国内外の旅行者などに宿泊施設として貸し出すシステムも普及しており、その中でも「ログハウス」は人気がありそうです。
https://www.airbnb.jp/japan/stays/cabins
仮に土地1000万円、新築建物2000万円の場合だと、固定資産税はザックリ年間16.3万円となりますが、1泊3万円で1週間貸し出したとしたら、宿泊前後のお家のクリーニング代まで払ったとしてもお釣りが来ますね。
皆さんが旅行に出かけている1週間だけ観光客に貸すことで、固定資産税全額と旅費の一部をログハウスが稼いでくれるって凄くないですか?
これからは人口減少社会で中古の家はドンドン空き家になっていくことが考えられます。その中で、一定のニーズがあり富裕者層の別荘としての役割が果たせて、味わい深い経年変化が楽しめるログハウスは資産として保有しても良いものかもしれないですね。
少なくとも私にとっては「購入費用<売却価格」だったので10年間の家賃を無料にしてくれた、大当たりの投資物件だったと思います。
更に立地が良ければ民泊として臨時収入も期待できるし売却価格もアップ望めるかも知れません。「買ったタイミングで資産価値が半減する普通の家」より魅力的な投資資産となる可能性はあるかもしれないです。
田舎暮らしを検討されている「夫婦共働きでリモートワークで貯金もあって地方で家を探してるよ!」というパワーカップルの方々は特にマイホームに「ログハウス」を検討されるのも「人生が、より豊かになる選択」となるかもですね!
最後までご覧頂き有難うございました。
皆さんのお役に立ててたら嬉しいです。
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