来週からお盆休みという方も多いことでしょう!河原や海岸でのBBQシーズンの予定がある方もいらっしゃると思います。
友人や家族と一緒に楽しい時間を過ごすために、火の取扱いや熱中症対策以外に「食中毒の予防」にも気を付けたいところです。
以下のポイントを押さえて、安全で楽しいBBQを楽しみましょう。
- ジャガイモの取扱い
- 鶏肉の生焼け防止
- ペットを触った後の手洗い
目次
ジャガイモによる食中毒の予防方法
実は野菜で最も多い食中毒の一つはジャガイモによるものです。
そのため多くのジャガイモの生産者は、生育中や収穫時には出来るだけ日光に当てないよう気を付けて、出荷までの管理においても発芽しないよう気を付けてます。
BBQに限らずジャガイモを買い出しのとき、調理するとき、食べるときに以下の点にご留意ください。
ジャガイモによる食中毒とは?
ジャガイモによる食中毒は、特に芽や緑色になった部分に含まれる天然毒素「ソラニン」や「チャコニン」が原因です。これらの毒素は、過剰に摂取すると嘔吐、頭痛、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
ジャガイモの選び方と保存方法
- 芽が出ているジャガイモや皮が緑色になっているジャガイモは避ける: これらの部分にはソラニンやチャコニンが多く含まれています。
- 暗くて涼しい場所に保管: ジャガイモは暗くて涼しい場所に保管し、発芽を防ぎましょう。
調理時の注意点
- 芽や緑色の部分を取り除く: ジャガイモの芽や緑色の部分は、根元を含めてしっかりと取り除きましょう。
- 皮を厚めにむく: 特に緑色になっている部分は、皮を厚めにむいて取り除きましょう。
- 苦みを感じたら食べない: ジャガイモを食べた際に苦みを感じたら、食べるのをやめましょう。
食中毒の症状
- 吐き気、下痢、嘔吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が現れることがあります。
- 症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
カンピロバクターによる食中毒予防について
カンピロバクターとは?
- カンピロバクターは、鶏肉や牛肉などの家畜やペット、野鳥など多くの動物が保菌している細菌です。
- ヒトに感染すると、下痢、腹痛、発熱、嘔吐などの症状が現れます。
食中毒の予防方法
- 鶏肉の加熱: 鶏肉は中心部までしっかりと加熱することが重要です。中心部の色が変わるまで加熱し、75°Cで1分間以上加熱することが推奨されています。
- 調理器具の衛生管理: 食肉を取り扱った後は、手をよく洗い、調理器具や容器を消毒・殺菌することが大切で、アルコールスプレー(消毒用エタノール濃度70%程度)が効果的です。
- 二次汚染の防止: 生肉と他の食品を分けて取り扱い、調理器具や容器も分けて使用することが推奨されています。
- 食材の保存:食材はクーラーボックスなどで低温で保存し、調理直前まで冷やしておきましょう
ペットからの感染経路
- 直接接触: ペットに触れた後、手を洗わずに食事をするなどの行動を通じて感染することがあります。
予防方法
- 手洗い: ペットに触れた後や排泄物を処理した後は、必ず石鹸と水で手を洗うことが重要です。
- ペットの健康管理: 定期的に獣医師の診察を受け、ペットの健康状態をチェックすることが大切です。
最後に
野菜の皮むきやカット、串うちなどは事前にお家で済ませて、「BBQ会場では焼くだけ」とすると衛生管理だけでなく片付けも楽ですよね。
また100円ショップなどで手に入るグッズを使うと、より安心できると思いますよ
- 使い捨て手袋:調理中に手を清潔に保つために非常に便利です。特に生肉や魚を扱う際に使用することで、細菌の付着を防ぎます。
- ペーパータオル:キッチンのタオルの代わりに使うことで、細菌の繁殖を防ぎます。使い捨てなので衛生的です。
- 抗菌まな板シート:まな板の上に敷いて使用することで、細菌の付着を防ぎます。使い捨てなので、使用後は簡単に処分できます。
以上の点などに気を付けて、夏休みの楽しい思い出を作って下さい。
最後までご覧頂き有難うございました。
少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しい限りです。
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