この本は、読後に爽やかな学びを得ることができる、私たちへのエールに溢れる一冊です!
36歳でご主人を亡くされた62歳の筆者が始めたブログが「大変面白い!」とプロの眼に止まり、エッセイとして出版に至ったそうです。
お薦めの読者層は「お母さんたち」です
「現在、子育てに取り組んでいらっしゃるお母さん」や「子育てを卒業したお母さん」にお薦めの一冊ですよ。
この本の中で印象的なフレーズとして…
『子離れは子育ての最終試験で、その後に私の本当の自立が始まった』とあります。
筆者の「りっつん」さんの息子さんは投資界では有名なブロガーの「こびと株」さんです。
両学長のYouTube動画をご覧になった方であれば、そのお名前を聞いたことはあるかと思います。
「りっつん」さんがブログを始めるにあたって彼らの協力があれば楽に閲覧者も増やすことが出来たと思います。
しかしあえて特段の支援なしで62歳からブログ発信を始めて、人気ブロガーの地位を築き上げられたそうです。
そして彼女の実力で出版まで実現され「カッコいい女性像」を有言実行で達成されたのです。
母親にとって息子さんとの子離れが大変なのは、私は息子側の立場で経験しているので分かっているつもりです。
その課題を克服することによってご自身が本当にやりたかったことが初めて実現できるんですよと訴えていらっしゃいます。
『手が空いてないと何も握れません』と本書の中では述べていらっしゃいます。
そのご褒美として血縁と同じくらい仲の良い人たちと過ごす時間を手にした喜びを大切にしていらっしゃいます。
「背筋がピンと伸びた」そして「凛とした」生き方を感じることができる彼女のエピソードが満載です。
全国の頑張っている、そして頑張って来られたお母さんが本書を読んだら、共感するされると思いますよ。
そして「おひとり様」にもお薦めです
ところで独身の私がなぜこの本を読んだのかというと、YouTube動画をよく見ていた「両学長」のお薦め書籍だったからなのですが、紹介してもらって感謝しています。
子育てとは無縁の私が感銘を受けたのは、「りっつん」さんの人生観と言うか死生観です。
『わたしが死んでも困る人はもういない、それならば…やりたいこと、やっちゃえ!(本書から引用)』という考え方は目から鱗でした。
残された時間が無限ではない、たった一度きりの人生ですから、自分のために生きてみようと背中を押されました。
実際、私が53歳でこのブログを始めたキッカケの一つは本書を読んだからです。
62歳でブログを始めた方がいるならば、私にも出来るかも?と率直に思ったからです。
他人を変えることは大変難しいですが、自分が変われるかどうかは、自分次第です。
皆さんの中にもきっとある
“なりたい自分”
これを探しに行くためのコンパスのような本書、
「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」
改めてお薦めします。
最後までご覧頂き有難うございました。
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