2024年7月25日、秋田県と山形県は集中豪雨に見舞われ、多くの方々が被害を受けました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
実は30年前、新入社員として私が配属されたのがこの山形県で、第2の故郷を襲った災害に大変胸を痛めております。今回は応援の気持ちを込めて、その山形県の魅力を発信したいと思います。
山形県の果物は「さくらんぼ」だけではないんです
山形県はその豊かな土壌と気候に恵まれ、多くの果物が生産されています。
さくらんぼ:全国1位
山形県はさくらんぼの生産で全国をリードしています。山形県のさくらんぼの収穫量は約9,160トンで、全国の収穫量(1万3,100トン)の約69.9%を占めています。残念ながら収穫のシーズンは丁度終わったところなんですが、ガッカリするのは少し早いです。
フルーツ王国山形には、今が旬の果物やこれから旬を迎えるフルーツが控えてるんですよ!
葡萄:全国3位
山形県の葡萄の収穫量は約16,400トンで、全国の生産量(172,700トン)の約9.5%を占めています。これにより、山形県は葡萄の生産で全国3位にランクインしています。8月が収穫時期です。また各地にワイナリーも点在していますからお土産には事欠かないですね。
桃:全国5位
山形県の桃の収穫量は約8,760トンで、全国の生産量(129,188トン)の約6.8%を占めています。これにより、山形県は桃の生産で全国5位にランクインしています。7~10月にかけて収穫されますので、山形応援で買い物される際にはブドウとセットでいかがでしょうか?
洋ナシ:全国1位
山形県は洋ナシの生産で全国をリードしています。山形県の洋ナシの収穫量は約1万3,900トンで、全国の収穫量(2万1,500トン)の約64.7%を占めています。
「ラ・フランス」は、その名前の通り秋にかけて収穫されるフランス発祥の洋ナシですが、実は母国フランスでは絶滅したと言われるほど栽培が難しい果物です。国内の生産者の方のご努力に感謝ですね。
リンゴ:全国4位
山形県はりんごの生産でも全国をリードしています。
収穫間近のリンゴの写真ですが圧巻ですよね!秋に山形を訪れるとクリスマスツリーのデコレーションのようにたくさんの実がなったリンゴの木を見ることができます。
品種によりますが9月頃から11月下旬が収穫時期です。初めて見た時は「おとぎの国」にでも自分がいるような気がしますよ。是非一度足を運んでみて下さいね。
また、果物ではないですが「だだちゃ豆」は山形県鶴岡市のみで生産される旨味と甘みが強く、噛むほどに味わいが増すため、「枝豆の王様」とも称される山形を代表する農作物です。その豊かな味わいは、一度食べたら忘れられないほどです。
7月下旬から9月上旬にかけて旬を迎え、8月15日過ぎからが最盛期ですので山形応援注文には丁度良いかもですよ。!
また収穫が終わってしまったサクランボやこれから収穫を迎えるラ・フランスなどはゼリーやシャーベットなど猛暑の今こそ食べたい加工食品もたくさんありますからふるさと納税サイトや通販サイトなどを通じて支援するのも良いですよね。!
これらの統計から、山形県がフルーツ王国と称される理由が理解できます。山形県はこれらの果物の生産において全国をリードしており、その品質と量は日本全国で高く評価されています。
これを機会に山形県の果物が、皆さんの食卓を彩り続けることに貢献出来たら嬉しいです。
山形のラーメン・ソバ文化
次に、山形で衝撃的だったのが「ラーメン・ソバ文化」の紹介です。私が初めて食べた山形のラーメンは、会社の近くにあったお団子・お餅屋さんだったのです。お蕎麦屋さんでも「ラーメン」が当たり前に食べられるほどで、どこで食べても美味しいというのが山形のラーメン文化です。
2023年のラーメン消費量上位10位のランキングを紹介します。
1. 山形市:13,196円
2. 新潟市:12,573円
3. 仙台市:12,480円
4. 宇都宮市:11,352円
5. 秋田市:10,015円
6. 福島市:9,746円
7. 川崎市:9,631円
8. 青森市:9,487円
9. 金沢市:8,751円
10. さいたま市:8,725円
このランキングは、各都道府県の県庁所在地に加え、政令指定都市などが入った比較的大きな市を対象とした政府の家計調査がベースになっていますが、山形氏は堂々の1位ですね。
山形県山形市 栄屋本店の冷やしラーメン
まずは超有名どころのご紹介です。『栄屋本店』は昭和7年に創業し、70年以上愛され続けている老舗です。山形県はラーメン消費量が全国1位であり、特に夏場の暑さが厳しいため、冷たいラーメンの『栄屋本店』の「冷やしラーメン」は、約70年前にそばやうどんの冷たいメニューに触発されて開発されました。
「冷やしラーメン」は、太めの麺にあっさりとした醤油味のスープが特徴です。スープには氷が入っており、冷たくて喉越しが良いのが魅力です。もやし、そして絶品の牛肉チャーシューがトッピングされており、それぞれの食感が楽しめます。
スープは牛骨からとったもので、ほんのり甘く、コクと旨味が感じられます。ゴマ油の風味も感じられ、食欲をそそる一杯に仕上げています。さらに、具材の一つ一つが丁寧に作られており、全体のバランスが非常に良いです。
- 氷が入った冷たいスープが特徴です。
- スープは牛骨からとった牛清湯(ちんたん)をベースにしており、ほんのりとした甘さとコク、旨味があります。
- あっさりとした味わいの中に、鰹節や昆布出汁の香りを感じるスープになっています。
- スープの油が冷めても固まらないよう、何度も改良を重ねて完成しています。
- 具材には、きゅうり、錦糸卵、ハムなどが使われており、涼しさを演出しています。
- 中太麺を使っています。
- 香味油として、大豆油・ごま油・紅花油をブレンドしたものを使っています。
- 1952年に日本で冷たいラーメンを食べた店とも言われており、約70年の歴史があります。
これらの特徴が組み合わさり、栄屋本店の冷やしラーメンは夏にぴったりの、コクがありながらも爽やかな味わいを実現しています。
なおこのお店の「店休日は水曜日」で11:30から19:30まで営業されてます。
山形県山形市 栄屋分店のご紹介
栄屋本店は繁盛店であり、尚且つ町のど真ん中にあるのでお昼時に車で行くのは、特に夏休みシーズンは混んでることが多いので憚られることがありました…
そこで私が良く行ってたのが北山形駅そばにある「栄屋 分店」です。このお店の「店休日は木曜日」で営業時間は11:30から18:00までです。
栄屋分店の駐車場については、お店の目の前に7〜8台分の駐車スペースがあります。
地元民の御用達はこちら「栄屋 分店」ですよ。
こっちも結構混むので開店前までに到着するのが理想です!
山形県朝日町 そば処 太郎亭の「冷たい肉ソバ」
でも私が特に印象に残っているのは、山形県朝日町の「そば処 太郎亭」で食べた「冷たい肉ソバ」です。冷たすぎない「甘じょっぱい」だしに、少し歯ごたえを残して炊き上げた親鶏もも肉のトッピングが、優しい食感のソバと絶妙に合います。
(去年、25年ぶりに山形県に行った際、冬なのに4日連続でこのお店でこれ食べちゃいました)
なお温かい「鳥中華」も外せない逸品です。悩んだら両方注文してみて下さい!
このお店の「店休日は火曜日」で、11:00から18:30まで営業されてます。
なおお店の近くには「リンゴ温泉」がありますから、立ち寄ってみてはいかがですか?
リンゴ温泉の特徴
この温泉は、湯にリンゴを浮かべており肌がつるつるになるナトリウム温泉は美肌の湯として人気があります。また、山並みを一望できる露天風呂や、四季折々の旬の味、地元産品のお土産コーナーなど、りんご温泉ならではの時間を楽しむことができますよ。
- 所在地:山形県 西村山郡 朝日町 大字 宮宿1353-1
- 営業時間:本館:午前6時~午後9時 ※12月~3月は午前7時~午後9時 (最終受付午後8時30分) 露天風呂:午前10時~午後6時 (土・日・祝日のみ営業)
- 休業日:全館:毎月第2水曜日 露天風呂:月~金(祝日を除く)および冬期
山形県山形市 そば処 三津屋 本店の大板ソバ
「そば処 三津屋 本店」は、山形県山形市に位置するお店で、県産の「でわかおり」を使用した二八のそばが特徴的です。こだわりのつゆとの相性も抜群で、舌の肥えたそば通からも高い評価を得ています。
全国的に山形のソバは信州ほど有名ではないのですが、特にのど越しとそば粉の香りを同時に感じられるので、首都圏在住の方には日ごろ食べているソバの「完全上位互換バージョン」を体感できますよ。
「大板そば」は、三津屋本店のおすすめメニューの一つです。価格は3,024円となっています。この「大板そば」は、その名の通り大きな板に盛られたそばで、そのボリュームと見た目のインパクトは圧巻です。
「大板そば」は、そのままでも美味しくいただけますが、「玉子(108円)」、「なめこおろし(270円)」などの薬味をトッピングすることで、さらに風味豊かな一杯になります。また、「カレー汁(486円)」などの変わりつけ汁で楽しむのもおすすめです。
とにかくお腹いっぱい美味しいソバが食べたいというのであれば、山形のワンコそばとも言われていた大板ソバをご堪能下さい。
「そば処 三津屋 本店」の営業時間は月・木・金・土・日の11:00 – 15:00、17:00 – 20:00で、水曜日は11:00 – 15:00、「店休日は火曜日」です。
以上が、山形県山形市の「そば処 三津屋 本店」の「大板そば」の紹介でした。その美味しさとボリューム感をぜひ一度ご賞味ください。
まとめ
山形県は、フルーツ王国からラーメン・ソバ文化まで、多彩な食文化の魅力を持つ地域です。この夏休みは無理でも、秋には「ラ・フランスやリンゴに“日本一の芋煮会”」、冬には「新ソバ、新酒に米沢牛のすき焼き・しゃぶしゃぶ」、来春には「山菜ソバ」、初夏には「摘みたてのサクランボ “佐藤錦”」が待っています。
是非、一度山形県を訪れてみてください。その魅力にきっと心奪われますよ。
以上、「山形県の魅力を発信 – フルーツ王国からラーメン・ソバ文化まで」でした。
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